中央合同庁舎 第6号館 赤れんが棟

官公署/公共施設 カテゴリー 第 5 位 / 1,656 PV

霞が関1丁目
閲覧数: 1,656  投稿日: 2020 6 28 日  更新日: 2022 11 17

中央合同庁舎 第6号館 赤れんが棟 とは?

「桜田門交差点」南角にある、「重要文化財」建造物

基本情報

説明文

「中央合同庁舎 第6号館 赤れんが棟」は、「桜田門交差点」南角にある、「重要文化財」建造物です。
明治政府によって策定された官庁集中計画の一環として建てられた建物のうち、残存する唯一のものであり、我が国の建築の近代化を象徴する文化遺産です。
「法務省」が官署として使用していました。
3 階に「法務史料展示室」があり、一般公開されています。
2 階には、国立国会図書館の支部図書館として法務省内に設置され大臣官房司法法制部の所管に属している「法務図書館」があります。

所在地

千代田区霞が関1-1-1 法務省赤れんが棟

電話番号

03-3592-7911

最寄り駅まで

・「東京メトロ 桜田門駅 5番出口」から 徒歩 1 分
・「東京メトロ 霞ヶ関駅 A1出口」から 徒歩 3 分
・「東京メトロ/都営地下鉄 日比谷駅 A10出口」から 徒歩 6 分
・「JR/東京メトロ 有楽町駅 日比谷口」から 徒歩 10 分

紹介文

中央合同庁舎第6号館赤れんが棟は、明治政府が招聘したドイツ人建築家ヘルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマンの基本設計をもとに、河合浩蔵が実施設計・工事監理を担当して、1895年(明治28年)に旧司法省庁舎として完成しました。

1945年(昭和20年)の東京大空襲により、れんが壁を残して焼失しました。そのため屋根を天然スレートから瓦にするなどの改修工事が行われ、外観を大きく変えながらも1950年(昭和25年)からは、法務省本館として利用されてきました。
 中央合同庁舎第6号館A棟、B・C棟等の整備に伴い、村松貞次郎、堀内正昭両氏の監修のもと建設省(現国土交通省)官庁営繕部により、1994年(平成6年)に外観が創建時の姿に復原され、法務総合研究所及び法務図書館として生まれ変わりました。
 本格的なドイツ・ネオバロック様式の外観に特徴があり、都市の景観上、貴重で歴史的価値が高いため、この建物の外壁は1994年(平成6年)に重要文化財の指定を受けました。

階数

地上 3 階

構造

煉瓦造

面積

建面積

3,369 ㎡

延面積

9,867 ㎡

設計

ドイツ人建築家ベックマンとエンデ両氏

建築年

1895 年(明治 28 年)

重要文化財

名称

法務省旧本館

ふりがな

ほうむしょうきゅうほんかん

種別

近代/官公庁舎

年代

明治 28

西暦

1895

構造及び形式等

煉瓦造、建築面積 3,350 ㎡、三階建、スレート葺(内装を除く)

指定番号

02308

重文指定年月日

1994.12.27(平成6.12.27)

重文指定基準 1

(一)意匠的に優秀なもの

重文指定基準 2

(三)歴史的価値の高いもの

所有者名

国(法務省)

法務史料展示室

紹介文

法務史料展示室は,現在法務省が所蔵する史料を閲覧に供し,我が国の法や司法制度への理解を深めていただく場です。

法務省赤れんが棟3階に位置し,明治の雰囲気を今に伝える復原室(旧司法大臣官舎大食堂)と明治時代から残るれんが壁がある部屋などからなります。
 同室は,平成7年6月から一般公開しており,また,平成17年5月には,一部リニューアルし,メッセージギャラリーを併設して,「司法の近代化」と「建築の近代化」に関する史料を展示しています。

公開日

月曜日から金曜日まで(土曜日、日曜日、祝日等はお休み)
※毎月第 3 金曜日は、午後 4 時から定期清掃のため休室しています。

公開時間

午前 10 時から午後 6 時まで(入室は午後 5 時 30 分まで)

入場料

無料

年表

1886 年(明治 19 年)

明治政府は、諸外国との条約改正に先立ち、近代国家としての体制を整えるため、西洋式建築による官庁集中計画に着手しました。

計画案の策定のためにドイツの高名な建築家で,共同の建築事務所を開いていたエンデとベックマンを招へいしました。
  まず,ベックマンが来日し,大規模な官庁集中計画案を作成しましたが,その帰国後,完成案を持ってエンデが来日しました。エンデは,当時の政治状況や反対者の意見を考慮して,ベックマン案を縮小し,日比谷に諸官庁を建てる案を作成しました。

1888 年(明治 21 年)

司法省の庁舎(赤れんが棟)を着工しました。

1895 年(明治 28 年) 12 月

司法省の庁舎(赤れんが棟)を竣工しました。
※竣工まで 7 年余りの歳月を費やしました。

1945 年(昭和 20 年) 3 月

東京大空襲により、「れんが壁」と「れんが床」を残して消失しました。

1948 年(昭和 23 年) 11 月

復旧工事を行い、屋根などの形状や材質を一部変更しました。

建物自体を3階建てから2階建てに変更し、焼け残った煉瓦壁の上部2mを解体しました。そしてその解体した煉瓦を新設する間仕切り壁に転用するなど、徹底したリサイクルが行われました。
また屋根の素材も天然スレートから瓦葺きに変えられました。

※「大成建設株式会社」が改修工事を担当しました。

1950 年(昭和 25 年) 12 月

改修工事が完了しました。
これ以降、法務省の本館として使用されました。

1991 年(平成 3 年)

復原改修工事を開始しました。

1994 年(平成 6 年)

創建当時( 1895 年)の姿に復原されました。
これ以降、「法務図書館」「法務総合研究所」「法務史料展示室」などに使用されています。

1994 年(平成 6 年) 12 月 27 日

「赤れんが棟」の外観のみが、国の重要文化財に指定されました。

中央合同庁舎 第6号館

「霞が関」東北角に位置する、司法関係の施設が集まる庁舎です。
「A棟」「B棟」「C棟」「赤れんが棟」で構成されています。

紹介文 

 霞が関の東北の角に位置する司法関係の施設が集まる司法ブロックは、ブロック内の老朽・狭隘や分散などにより整備が必要となっている庁舎を整理し、集約・立体化を図るため、昭和59年の東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎の完成に続き、順次整備が進められました。

中央合同庁舎第6号館は、A棟、B・C棟で構成されており、既存の赤れんが棟の中心軸の延長上にA棟の建物中心軸を合わせ、その間に地下棟を配置し、地上はゆったりと広がるオープンスペースを確保することでブロック全体が歴史的建築物と調和し、存在感、魅力のある官庁街となるよう計画されています。

関連情報

桜田門交差点

「内堀通り」と「桜田通り」が交差する、丁字路(三差路)交差点

地図

定点写真で振り返る。「中央合同庁舎 第6号館 赤れんが棟」 の変遷

2010

2010年5月、「中央合同庁舎 第6号館 赤れんが棟」の「スレート葺」周辺を撮影しました
2010年5月27日13時6分。「中央合同庁舎 第6号館 赤れんが棟」の「スレート葺」周辺を撮影しました。

2014

2014年1月、「中央合同庁舎 第6号館 赤れんが棟」を撮影しました
2014年1月20日14時24分。「中央合同庁舎 第6号館 赤れんが棟」を撮影しました。手前には「桜田門交差点」も写っています。
矢印キーで移動します

東京中央郵便局

東京都立日比谷図書館



「中央合同庁舎 第6号館 赤れんが棟」に関するBESTツイート

ゆーび🍁 @WkTiIDzVzqbFFEu

#法務省 #赤レンガ #東京
法務省旧本館(赤れんが棟)です。
アーチ状の窓が特徴的で、外国にある建物のように見えます。
この建物は、重要文化財に指定されており貴重です。😄 pic.twitter.com/ejMP7nihnF

「中央合同庁舎 第6号館 赤れんが棟」に関する特選ツイート

1979 年

2007 年

ジョリートロリー @bli1TBPrsEShCWz

昔の写真で出ています・・・先程ご紹介させて頂いた❝法曹会館❞を庁舎側から撮影する事が出来た❝法務省赤レンガまつり2007❞では、1895(明治28)年竣工の❝中央合同庁舎第6号館赤レンガ棟❞の見学スペースetc・・・を心ゆくまで見学させて頂く事が出来ました。2007(平成19)年6月3日撮影 pic.twitter.com/3wwwPygi6Z 2019-09-09 03:42:00

2014 年

2015 年

しきぶ@8m🎀 @shikibu56

前から気になっていた法務省史料展示室へも突入。警備の人に申請して金属探知と荷物チェックをしてもらう。赤れんが棟は関東大震災も東京大空襲も耐え抜いてきたけど、建物内部は空襲の際に全焼してしまっていたのね。 pic.twitter.com/040dqpQFJ4 2015-01-29 21:49:00

2017 年

2018 年

2019 年

JUICY ROSE @hollyhock326

先日、母のお供で #ポケカル 「社会科見学めぐり」に参加🚶‍♀️
まずは法務省旧本館赤れんが棟へ。
明治28年完成したドイツのネオバロック様式で震災にも耐えましたが、戦災でほとんどが焼失。
その後再建され、平成6年に創建当時の姿に復原。
バルコニーからは桜田門が見えます^ ^ pic.twitter.com/o4WrvvbfzG 2019-02-23 15:52:00

神保町子 @jimbochoingress

→しかしこのルートの最後に、場違いなほどメルヘンさえ感じさせるドイツ・ネオバロック様式の赤レンガの建物が現れます。ここは法務省旧本館 赤れんが棟。明治28年の創建当時の姿に復元され平成6年に外観が重要文化財に指定されました。あぁ、なんかホッとする~。とても温かみがありますね😊 pic.twitter.com/gNIODNfOsD 2019-10-25 12:37:00

2020 年

本舗游斎 @hompo_castle

迎賓館の後は法務省の赤れんが棟(旧司法省本館)へ。
明治政府がドイツから招聘したベックマン、エンデらのプランを基に明治28年に完成したネオバロック式の庁舎です。
高い耐震性のおかげで関東大震災を乗り切り、戦災で煉瓦以外が消失したものの復旧工事を経て法務省本館として使われ続けました。 pic.twitter.com/yqMIUG5ruQ 2020-08-26 00:06:00

じえいわん @jiei_wan

特に予約なしでも入れるよ~。
手荷物検査と金属探知機でチェックした後、入館証を借りて中に入るよ~。
ちなみに、撮影できるのは建物前の右半分のエリアだけだよ~。
ぶっちゃけ、外から丸見えなのでガワだけ見たい人はわざわざ入らなくても大丈夫だよ~w pic.twitter.com/Y4dmEOqhHr 2020-10-26 15:16:00

2021 年

ぐるフラ @gurufurafura

#法務史料展示室 は法務省赤れんが棟三階にあり無料で予約無しで入れます。警視庁側の西門でパスを貰い一階奥で体温測定後入館。基本館内撮影不可です。三枚目の外へ出られる所は四枚目に写っている二階のバルコニー。
省庁の新人なのかリクルートスーツの団体が見学中。
裁判員制度についての解説も。 pic.twitter.com/zFLtdzZtIl 2021-04-12 18:47:00

加田裕之 かだひろゆき 参議院議員(自民党・兵庫県) @kadahiroyuki

法務省のシンボル赤れんが棟の巡視を古川大臣、津島副大臣と行いました。法務省内巡視とは新たに着任した法務大臣、副大臣、大臣政務官の政務三役が、各部署を回り、職員の皆さんが働いている現場を視察することです。赤れんが棟は、旧法務省本館で外観のみ平成6年に重要文化財に指定(↓続く) pic.twitter.com/3axod2KwrO 2021-11-24 21:59:00

加田裕之 かだひろゆき 参議院議員(自民党・兵庫県) @kadahiroyuki

#法務省 のシンボル #赤れんが棟 は、旧法務省本館で外観のみ平成6年12月に重要文化財に指定されました。赤れんが棟には #法務史料展示室 などがあります。法務史料展示室は一般公開され「司法の近代化」と「建築の近代化」に関する史料等が展示されています。

moj.go.jp/housei/tosho-t… pic.twitter.com/ZzRFEfOSRD 2021-11-24 21:59:00

2022 年

てつまる @isaloon

ちょっと出張で東京・霞が関の法務省まで行ってきました。有楽町線の桜田門駅で降りたので、赤れんが棟側から入りました。
法務省の赤れんが棟は、東京駅と同じく赤れんが壁が美しい建物です。設計者はドイツ人のヘルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマン。平成6年に外観が創建時の姿に復原。 pic.twitter.com/nlqJ9khRhf 2022-04-24 07:48:00

ai @31108_a

法務省旧本館赤れんが棟
いつも通りからサッと見る程度だったので周りを歩いて観察。
月曜休館日に当たりがちで貴重な平日OK物件だったのに祝日月曜で中見れないというまさかの逆パターンw
建物の上にあるぐるぐるしてる棒、五重塔のてっぺんについてるのみたい
中が見たかったなぁ pic.twitter.com/vI1C4yIr0G 2022-07-20 16:30:00

SOLID ERROR @solid_error

赤れんが棟(旧法務省本館)
ドイツ人建築家によるもの。
展示は司法についての資料が中心で難しかったけど監獄の話なんかは面白かったです。
このあたり一帯のまちづくりはコンドルさんも計画したんだけどボツだったんだみたい、残念! pic.twitter.com/XiUhxR4wTq 2022-09-21 15:17:00

ありす @21_21_kndr

NHKの歴史探偵「幻の東京大改造計画」の回で登場した法務省旧本館に行ってきた。通称赤れんが棟は、外観が平成6年に重要文化財に指定されている。展示室には貴重な資料が多数。ホフマン窯で作られたレンガや東京大空襲の被害を受けたときの写真など。模型も多数。無料なので是非行ってみて。 pic.twitter.com/HcVMlF5m0i 2022-11-04 20:56:00